俺のED話 #3 対外試合での敗戦
今から28年ぐらい前のこと。
24歳の俺は、2ショットダイヤル(伝言ダイヤル)という
有料電話サービスを使って募集をかけ
自称21才の女性と一度限りの割り切り交際をした。
礼金として3万円払った。
つまり援助交際である。もっとはっきり言うと買春行為である。
まあ事の善悪は脇に置いておくとして、
どうだったかというと
俺のチンコは肝心な時に全く機能しなかった。
フニャフニャである。
そのころ、俺には3年つきあった彼女(のちの妻)がいた。
前の記事でも書いたが、毎回デートの終わりはラブホに行って
クンニしてイカせて、ついでに申し訳程度のセックスをしていた。
俺は常々、もっとチンポ本位のセックス「も」したい!と感じていたが
彼女は話し合いにも興味を示さず、あるいは挿入セックスについて語ることを忌避していたため
俺たちのセックスはあくまで「クンニからのクリイキ」が終着点であり
チンコをマンコに挿入するのは有っても無くてもどうでもいいオマケであった。
それで俺はムラムラが高まり、
とうとう当時の出会いツールである伝言ダイヤルで知り合った女性と
3万円でセックスする約束をした。
伝言ダイヤルを利用するのは初めてで
何から何までめっちゃ緊張した。
(今にして思えば「なんで風俗使わんの?」である。)
デパートの1階で待ち合わせた自称21歳の女性・きーちゃんは可愛かった。
お互い緊張しながらラブホに直行した。
きーちゃんいわく
・出会い目的で伝言ダイヤルは数回使ったことはある
・本格的な売春行為は今日が初めて
・改造したばかりのスカイラインをぶつけてしまい、
改造費と修理費用のダブルローン中で財布が厳しい
・オジサンだったら逃げてたかもしれないが若い人(俺)が来て良かった
俺にとっては裸を見たり触ったりした生涯2人目の女性である。
オッパイの形こそ俺の彼女の美乳には及ばんものの
適度に恥ずかしがり、時に大胆に、エロい会話で盛り上げてくれた。
普通に恋愛経験を積んできた一般女性の実力たるや、俺の想像をはるかに超えていた。
俺は俺で持てる力を発揮すべく、得意のクンニを繰り出し
「あん!あん!あーイっちゃう!イゃうよ!イっ…!」
とエビ反りからのグッタリタイムを貰うことができた。
だがチンポはピクりともせず。
その現実に俺は唖然とした。そして内心焦った。
グッタリから復帰したきーちゃんが俺のチンコを見て
「あれ?緊張してるようには見えなかったけど…」
俺は、ここで取り繕うのは逆に恥ずかしいと思った。
出来る限り率直に正直に伝えたいので、考えながら話した。
「きーちゃんに対して緊張はしていない。
可愛いし、イヤな顔せず裸の俺を受け入れてくれてすごく感謝してる。
問題は俺。慣れない伝言ダイヤル使って緊張して、
誰かにバレたらどうしよう、彼女に知られたらどうしようっていう
ビビりが消えなくて、ずっとダメな感じでドキドキしてた。
せっかくきーちゃんが一生懸命に優しくしてくれてるのにごめんなさい」
実際はもっとグダグダな感じだったろうが、このような弁明をした。
小心者なりに正直に話せた気がした。
「真面目だなーwそれ言われると私も彼氏いるからツラいんですけどw」
きーちゃんは笑って流してくれる優しい方であった。
なんとか3万円分の元を取らせてくれようとしたのか
だいぶイチャイチャしてきたり風呂で体を流してもらったりした。
最後の最後でチンコは反応しかけていたが、時すでに遅し。
この思い出が多少のトラウマになったのかもしれない。
俺はしばらく彼女とのセックスでも勃起できないことが増えてきたり
きーちゃんと会った日のことを色々な面で何度も繰り返し悔やんだりした。
それでも膨らみ続ける欲求不満。
彼女がいるにもかかわらず、俺は欲望をオナニーでなだめた。
彼女との心のないセックスが少しずつ、はっきりと苦痛になっていった。